小学生対象の指導コース
算数専科
学校の授業や家庭で行う学習は,「思考」よりも「記憶」を強化する学習に偏る傾向にあります。 公式を使ったパターン練習などのピンポイントのトレーニングがこれにあたります。 こういった学習は,続けることで問題を反射的に解けるようにはなるのですが,同時にお子さんの思考する時間を奪うことにもなっています。 思考力は考える時間があってこそ育つので,パターン練習ばかりでは思考力が育つ暇はありません。 また,型にはまった解き方で答えを出すことに慣れてしまうと,考えることが面倒になってしまうばかりか,考えるということがどういうことなのがわからなくなってしまうこともあります。 中学,高校と進学していく中で,真面目に勉強しているのに伸び悩んだり,模試で初めて見る問題に手が出なかったりすることがあります。 これは「記憶」に頼る学習ばかり続けてきたからこそぶつかる問題なのです。
学習によって身に付けた「記憶」は「思考」のための道具であるべきです。 学習の「記憶」は断片的であり,それを組み合わせて利用する力が思考力なのですが, その思考力が貧弱である場合,それを補うためには「記憶」と「記憶」の隙間を「記憶」で埋めていくしかないのです。 例えば,出題される問題のパターンをどんどん細分化してトレーニングするのです。そうすれば隙間を埋めることは可能です。 しかし,これには多くの時間がかかる上に定期的な復習も必要になります。隙間を埋める「記憶」が増えれば増えるほど,勉強時間が増えていくという悪循環に陥ってしまいます。
トップスの算数専科コースでは,算数的思考力の育成に特化した指導を行っています。 こういった指導は,時間に余裕のある小学生のうちに,「記憶」に頼る習慣のついていない小学生にこそ効果的を発揮します。 真面目に勉強するお子さんほど,塾などの特別な場では思考力を育てるための指導をお受けになることを強くお勧めします。
「記憶」に頼らずに自分の力で考えることのできるお子さんであれば,学校の授業を受け,出された宿題をきちんとこなすだけでトップ校に入れるだけの学力を身に付けることは難しくありません。 トップスで思考力を育て,学校で新しい知識を学び,家庭学習でそれを定着させる。 この流れが,トップスが理想とする学習スタイルであり,中学・高校と学習をスムーズに進めるための最良の方法だと考えています。